【絶対読んでほしい!】ウケるは最強のビジネススキルである。を読了

おすすめ本書評

どうもこんにちは、だいさくです。

中北朋宏さんの本、

「ウケるは最強のビジネススキルである。」

ずっと読んでみたいなぁって思っていた本だったんですが、

本当に面白くて、金言の嵐でした!

いつも書評記事を書く際はこういう人にはこの本良いと思う・・

みたいな目線で書くことが多いのですが、

この本は久しぶりに全てのビジネスマンに読んでもらいたい!と思える本でした。

新人の営業マンから中堅から管理職の方まで・・

とにかく素敵な本だったので魅力が伝わるように頑張って書評記事を書かせていただきます。

【絶対読んでほしい!】ウケるは最強のビジネススキルである。を読了




この本の著者、中北朋宏さんは元々浅井企画に所属していたお笑い芸人の方です。

お笑い芸人として頑張っている中で、そこに笑いがなぜ生まれ、

どんな理論で成り立つのか?というのをとてもよく分析されています。

泣く泣くお笑い芸人で大成する事を諦めてから人事コンサルタントの会社を経由して、

「株式会社 俺」を立ち上げ、

現在お笑いの理論と社内外でのコミュニケーションスキルをつなげ、

コンサルテーションする仕事を担っています。

僕もこのコンサルテーションを受けてみたい!と思うくらい、

本当に面白い内容でした。

 

大阪は何故お笑いが盛んなのか?

ちょっと余談なんですが、

元々大阪ってなんで「お笑い」が盛んかご存知ですか?

僕は元々出身も東京ですし、人生の大半を東京で過ごしています。

大学の頃に初めて関西人と触れ合う事になるんですが、

最初はイジる、ボケるみたいなのが本当にうざくてしょうがなかったんですが、

社会人になってからは逆に、

関西人のコミュニケーションスキルってすごいなぁと尊敬する気持ちに変わって行きました。

僕もこういう話の仕方とか学んだ方が良いかも・・って思って、

それで、関西のお笑い文化ってなんで生まれたのかな?って事を調べたことがあるんです。

商人の町大阪が醸成した「お笑い文化」

大阪って元々商人の町って言われてますよね。

大阪っていうのは商人が沢山いて、昔の厳格な武家社会の時代から商売が盛んな町でした。

大阪ではお互いに商売をしていると、

うまく断らなければいけない、

値切り交渉をしなきゃいけないなど、

普通であれば言いにくい事を言わなきゃいけない場面というのが必ずあります。

商人の町大阪ではそういった、言いにくい事を伝える場面が多かったため、

ユーモアを交えるようになったんだそうです。

言いにくいことにユーモアを付けて伝える事でその場の空気が悪くならなかったり、

クスッとするような一言を添えておく事で商売をうまく回すための潤滑油になる。

なので常にユーモアを心がける風土があったため、

大阪では「お笑い」風土が醸成されていったんだそうです。

今の大阪のお笑い文化は、商人の町大阪の産物なんだそうです。

へ〜って感じですよね。

一方、東京は完全な武家社会

一方で東京というのは完全な武家社会です。

武家社会では一番上に存在する人間は武士階級です。

いわゆる商人というのは蔑まされていた時代で、

男はペラペラ喋るもんじゃないとか、

腹が減っても黙って我慢するとか、

まぁ真面目、堅い、悪くいうとスカしてる、それが武家社会の特徴でもあるわけです。

もちろん現代では東京にも沢山の大阪人がいますし、

大阪にも沢山の東京人がいますが、

元々の根っこはそのような商人の町大阪、武家社会東京というのが、

人格形成の一つになっているわけです。

アメリカで活躍するのはダントツで関西人

当然現代においてコミュニケーションスキルの高さというのは、

やっぱり関西人の方が高かったりもするわけです。

僕はずっと野球やってたんですが、

メジャーリーグで成功する人の大半は関西人なんですよね。

野茂から始まり、イチローは愛知ですが、黒田、上原、マー君、ダルビッシュ、マエケンetc

あっちで活躍してる人って関西人が多いんですよ。

名前は忘れてしまったんですが、

アメリカで日本人向けにコンサルされている女性の起業家の方のブログを以前読んだ時に、

アメリカで活躍するのは圧倒的に関西人という記事があって、

理由はノリが似ているんだそうです。

関西人はどんどん米国でビジネスを!って言ってたんですが、

製薬会社でも武家社会東京で育った人って、

アメリカでまぁ孤独なんですよ。全然溶け込めない。

自分からガンガンいけないから、1年くらいしたらトンボ帰りしてくることも多いわけです。

一方関西人って本当にアメリカで成功しやすいんですって。

【目次】ウケるは最強のビジネススキルである。





かーなり前置きが長くなってしまいましたが、

とにかく関西人のルーツであるお笑いとコミュニケーションの関係というのは、

ビジネスの成功のためにも学んでおいて絶対に良いと思うわけです。

僕は関西人のお笑い文化とかその辺は以前自分で興味を持って調べたりしたんですが、

実際お笑い風土で醸成された関西人のコミュニケーションスキルを科学したものって、

今まで読んだことがなかったんです。

それがこの本なんですよね。

ということで、目次です。長くなってしまうので特筆的なものだけ記載しますね。

1、まずは自分をプロデュースしよう
・営業担当らしい「営業」は売れない
・心理的安全性がない会議
・笑いで相手の感情を操作する
・話が盛り上がらない人の3つの特徴

2、リアクションを実践してみる
・アイスブレイクの構造を理解する
・エピソードを詰め合わせ、笑いを倍増させる
・笑いを生むためには中心を抑える必要がある。
・短所で「愛される」自分を作ろう

3、一歩踏み出す勇気を持とう
・一世一代のアイスブレイク
・「すべらない話」に学ぶ出演者を尊重した仕組み
・爆笑を練習してみる

4、人と人をつなぐ ”イジる” 技術
・一般的なイジると芸人のイジるの違い
・人を傷つけない”イジリ”用語早見表
・語り継がれる伝説の返し

5、タイプ別に「刺さりやすい」言葉を押さえよう
・あなたと仕事がしたいと思える質問
・思い出した仕事への情熱

6、一流は好かれるために何をやっているのか
・売れている芸人に学ぶメール術
・「社内営業」はなぜ重要なのか

7、数字で見えなくなっていたチームの笑顔
・「本当に大切なもの」を取り戻そう
・上司と部下のコミュニケーションは相互関係である

8、チームを一つにまとめる
・「伝わる」は作れる
・ロイヤリティが高まる話し方とは?
・スピーチで場の空気を操る

目次は大体このような感じですが、3割くらいしか記載してません。

ここからは特に印象に残った部分を3つほどご紹介させていただきます。

笑いが取れない人は秘密の窓を開く

この本は本当に金言の嵐なので全部面白かったんですが、

まず一つ目の印象に残った部分ですが、

僕は比較的ガンガンこれをやる方ではあるんですが、

「秘密の窓」を開くことで笑いを取るってところです。

ジョハリの窓ってご存知ですかね?

自分は知ってるけど、他人は気づいてないのが秘密の窓です。

秘密の窓をガンガン自分から開いていく人というのは笑いを取りやすいそうです。

あと、「盲点の窓」を指摘してもらうこともかなり笑いになるそうです。

なので秘密の窓は自分からガンガン開く、

盲点の窓を指摘されたらチャンスなのでどんどん聞き入れるということを心がけると、

将来なりたい自分への近道になるという話があります。

実は今僕マネジャーやってるんですが、

僕のいる会社はそんなに大きくないのですが、

大手の会社とかだとコンプライアンスやセクハラがうるさいですよね。

今の時代ってぶっちゃけ話ってちょっとリスクって思うかもしれませんが、

僕はやっぱり秘密の窓を開いて話ができるような関係を作りたいと思っているので、

最初に僕からガンガン開いていくようには心がけていたりはします。

昔はなかなかできなかったんですが、MRになって羞恥心が飛んでいってしまったので、、、

2、アイスブレイクの構造

アイスブレイクって長めのプレゼンする時とかにも入れたりすると思うんですが、

第2章の中にこのアイスブレイクの構造を緻密に書いてある部分があるんですが、

面白いのです。ここは是非本書を読んでいただければと思うんですが、

フリとオチの構造がとてもわかりやすい。

なるほど!だから芸人さんの話は面白いのか!と気づきます。

本書から抜粋しますと、

枕詞→ディテール(フリ)→オチ→2度目のオチ

この流れなんですが、

僕はこの詳細を学んでからちょっと注意してこの流れをやるようにしてるんですが、

まだまだ鍛錬が必要です。。

3、人と人をつなぐイジる技術

イジるというのは間違えて使ってしまうとただ傷つけるだけになってしまいます。

ここではイジることでもっとモチベーションを高く保ったり、

失敗から大成功につなげるための人を傷つけないイジる技術っていうのが、

科学的に書かれています。

この辺は先輩が後輩へ、上司が部下へイジる際に絶対に知っておいたほうが良いことが書いてあります。

例えば、何気ない一言なんですが、

緊張してプレゼンの声が大きくなりすぎてる後輩や部下がいたとして、

それをそのまま「声がでかいよ」とか「うるさい」という風にいってしまうよりは、

「大丈夫、ここはアリーナの2階席じゃないから、聞こえてるよ」など、

ちょっとしたユーモアをつけてあげることで、愛のあるいじりができるという部分です。

こういうのって直接的に伝えてあげたほうが愛があると思っていたりしましたが、

なるほどなぁとか思いました。

最後に

今回ご紹介できたのはほんの一部分なので、

気になった方は是非読んで見てください。

なんというかイジられ下手な上司にはなってはイカんと思ったし、

相手が本音で話さないで悩んでる人は多分自分自身が本音で話してないんだなとか思いました。

他にもパチンコ玉理論とか、「好き」という気持ちが主体性の根幹とか、

とにかくとにかく面白かったです!

ではまた!

 




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