製薬会社(MR)のインターン!MRと同行する前に知るべき7つのこと

インターンシップ

どうもこんにちは。

現役MRのだいさくです。

私は27歳でMRに転職してからかれこれ8年が経ちました。

大手外資系製薬会社を経て現在は大手内資系製薬会社に勤務しています。

そんな私ですが都会で勤務して、オンコロジー(癌領域)を担当していることから

毎年2~3人くらいのインターン生と同行する機会があります。

なんやかんやで12,3人のインターン生と同行させていただいたので、

これから製薬会社にインターンを予定している学生が

知っておくと良い7つのことをまとめてみました。

製薬会社(MR)のインターン!MRと同行する前に知っておくべき7つのこと!




1、製薬会社(MR)へのインターンの目的

製薬会社が行うインターンシップの目的は自社の社員である、

MRや開発職の人間に随行してもらい、

MR職や開発職の実際の活動を体験してその職種の重要性を理解してもらうことです。

またMR職に関しては顧客である医療関係者からどのように信頼を得ているのか?

実際どのように医師や薬剤師、看護師と接しているのかをみていただき理解してもらう。

これが主な目的です。

製薬会社はインターン生に何を伝えたい?

企業側がインターン生に伝えたいことは、

・製薬会社のやりがい

・自社の社員が目指していること

・自社の特徴

・自社の社員の働き方(ワークライフバランス)

主にはこちらの4つになります。

製薬会社はインターン生が来てとても嬉しい

少し固いことを書きましたが、実際企業側はインターン生が来てくれる事を

心待ちにしているし、とても嬉しいのです。

単純に自社に興味をもってくれた事、

製薬業界に興味を持ってくれた事、

その全てが本当に嬉しいのです。

もちろんそこから優秀な人材に入社してもらいたいと思っていますが、

いつの時代でも若い人(学生)から興味を持ってもらえるということは、

この上ない喜びなのです。

2、インターン当日のスケジュール

当日のスケジュールですが、

こちらは会社によっても異なりますが参考にしてみてください。

インターンシップ生は原則9:00に本社(もしくは指定の営業所)に集合

集合後は所長やマネジャー職から会社の概要や引率者(MR)の紹介

30分~1時間くらいの説明の後に実際に引率者と同行します。

私の場合はMR職なので本当にざっくばらんに話をしますが、

一応、できればインターン生にみせてあげてほしいと言われていることがあります。

・当日の活動のための準備

・活動の予定表

・できれば医師にアポイントを取得しじっくり話をしている姿

・インターン生の話はじっくり聞き全ての質問に答える

この4つを基本的に会社からお願いされています。

3、製薬会社(MR)インターンの基本的ルール

インターン生は企業から見た時には、言い方を変えると一般の人です。

製薬業界はコンプライアンスがとても厳しい業界ですので、

インターン生といえどもかかわり方に関してはルールが徹底されています。

MRとの同行時にはインターンシップ生を社用車に同乗させない

インターン生には原則、電車やバスなどの公共交通機関を用いて同行するようになっています。ただし、どうしても電車やバスでは不憫な場合にはタクシー利用が許可されています。(もちろん公共交通機関の負担は企業が致します)社用車に乗れるのは会社が許可した従業員のみとなっていますので、万が一重大な事故が起こった場合に責任が取れません。そのため外に出た時は医療機関で待ち合わせをします。暑い夏にインターンを行う時は学生には結構負担になります。私は極力病院移動は控えめにするようにしてました。夏の電車移動は結構つらいですからね。
ただし、タクシー移動でやむおえずMRと同乗するのはOKだそうです。

インターンシップ生には昼食を奢らない

インターンシップ生には昼食代が支給されます。
金額は会社によりけりですが、大体1,000円~1,500円になります。
随行者が負担することは厳禁です。
もちろん一緒にお昼ご飯を食べることは許されていますので、昼食中に沢山の質問をしてみてください。

インターン生との懇親会は禁止

昔の製薬会社は優秀な学生を取るためにガンガン懇親会をやっていました。少しいやらしいお店に行くこともあったとか。。。現在では懇親会を禁止にしている企業が多いです。変なバイアスがかかってしまうことを避けるためです。基本的には就業時間以内(9:00~17:30)にインターンシップ生とのコミュニケーションをすることとされています。

インターン生に医薬品の宣伝をしない

これは結構厳しく言われています。医療用医薬品の宣伝をすることは厳禁です。まぁほとんどそんな話になる事はありませんが、私が聞いたことがあるのは、生徒のおじぃちゃんが現在、癌を患っており、どの病院でどんな薬が良いか?みたいな事を聞かれたことがあるそうです。または、製薬会社はOTC薬を扱っている会社も多く、リポビタンDお薦め!とか言ってはダメです。ただし、MRから医師に医療用医薬品の宣伝をしているところをみせるのは良いそうです。矛盾しているようですが、薬機法に抵触しないのでOKです。
もちろん説明会やWEB講演会などに一緒に参加することもOKです。

4、インターン生と同行するMRの気持ち

インターンシップ生を迎える側の気持ちとしては、

「どんなことにも絶対答えてあげたい!」

「かっこいいと思われたい!」

というのが本音です。

ですので遠慮せずにガンガン質問しましょう。

企業側も学生からの質問に何でも答えられるような人材を選んでいます。

自分で言うのは何ですが基本的にはインターン生と同行する人間は、

会社の中でも優秀な人間です。

私は正直学生からの質問で答えられなかったことはありません。

ですので同行者が困るくらい質問を浴びせましょう!

MRとの同行者は中途入社がおすすめ

まぁ自分で同行者を選ぶことができないので難しいと思いますが、

できれば中途入社の人間と同行するのが良いと思います。

新卒入社でずっと同じ会社にいる人間は

客観的に会社を見れていない部分がどうしてもあります。

一方で中途入社の人間は外から今の会社を見ている経験があり、

それでいて今の会社を選んで入社しているので客観的に比較した意見を言ってくれます。

外資系と内資系の違いであったり、

プライマリー領域とスペシャリティ領域の違いであったり。

5、インターン生から良くある質問集





質問は基本的に自分が気になることを遠慮なく聞くことが良いです。

ただ、製薬業界自体がいまいちよく分かってない方もいると思います。

一応そんな方のために私が良く受ける質問を並べてみます。

・MRもしくは開発職のやりがい

・会社の方向性

・御社の特徴

・有給取れますか?

・何時に出社して何時に帰れる?

・土日はしっかり休めますか?

・パワハラ、セクハラは?

・今まで一番苦労したこと、嫌だったことは?

・御社の強み、弱み

・人生で大切にしてることって何ですか?

・会社の体制は?(現在は領域性を取っていることが多いため)

・この仕事に向いている人、不向きな人ってどんな人?

・キャリアチェンジってできるんですか?(マーケティングや学術への転進)

・製薬会社から薬剤師になれますか?(薬剤師から製薬会社のパターンもあり)
→特に薬学部出身者は新卒入社以外で製薬会社に入れないと思い込んでる人が多いです。

・1日の行動パターンは?

・入社する前と後でのギャップは?

・英語を使う機会ってあるんですか?

・求められる英語力は?

・文系と理系で差はありますか?

・女性の働き方、育児休暇や結婚してからのキャリア

・転勤の状況や頻度

・新人研修の内容

・MR認定試験って難しい?

・成果主義や評価体制は?

・年収の推移

・社風は?

6、インターン生からくる御礼の手紙やメール

御礼の手紙やメールは基本的に送った方が良いです。

手紙の場合はあて先は説明をしてもらった所長やマネジャー職の方と、

同行してもらった社員宛てに書くことをお薦めします。

2通書くという意味では無く1通の中であて先を2人の名前にするという意味です。

同行した人だけに送る人も多いですが、

その辺は一応一緒に上司の名前を入れておいた方が同行者も喜ぶためです。

メールの場合はccなどではなく、上司の方と同行者どちらにも送った方が良いと思います。

7、インターンシップは絶対きた方が良い

将来製薬会社で働こうと思っている人は絶対来たほうが良いと思います。

実際、現場を見てるか見てないかで本当にその仕事が自分に合っているかどうかを

考えるためにも私はインターンは必ず行った方が良いと思います。

現役の社員であれば一日お話をすればその人がこの仕事に向いてるか向いてないかは、

大体判断できます。なので是非「私はこの仕事に向いてますか?」と思い切って聞いてみても

良いと思いますよ。

入ってから後悔しないため、活躍するためにもインターンは経験しておくと良いでしょう。

まぁ面接の時のアピールポイントにもなりますし。

最後に

最後になりますが、インターンは、意識高い系といわれていますが、

それで良いのです。意識は高い方が成長します。

製薬会社にインターンで来る生徒は6対4くらいで女性が多いです。

なぜか男性は積極的に来ないですが、

上述したように来て損をすることは無いので是非訪問してみてください。

就活サイトは沢山ありますが、

製薬会社の案件に強かったり、就職活動に乗り遅れてるかも!?

という人もおすすめなのがミーツカンパニーです。

就職活動はMeetsCompany

10万人近い学生が登録してるので既に活用してるかもしれませんが、

後悔しない就職のためにも情報は取っておいた方が良いと思います。

それではまた!




 

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