どうもこんにちは、だいさくです。
最近デジタルコンテンツ、デジタルマーケティングに関して、
めっちゃ勉強してます。
僕はm3は結構嫌いだけど、
やっぱり製薬会社や医師にwin-winなプラットフォームを作り上げたと思うし、
最近はやっぱm3ってすげぇかもと少しだけ思うようになりました。
そしてこの医薬品×デジタルコンテンツの領域はまだまだ伸びていくと思います。
網羅的に各製薬会社がどんな風に現在のデジタルの世界を利用しているのか?
どんなものをどのように利用しているのか?
その辺を勉強して見たのでご紹介させていただきます。
製薬会社のMRはデジタルコンテンツを利用しよう!絶対乗り遅れるな!
今回調べてみてわかったことは、
デジタルコンテンツに対する意識や利用度合いは各社バラバラです。
一番良くないのはとりあえずm3に流しておけば良いや〜という会社です。
そういう会社こそ、
「時代はデジタル、MRは不要」とか言ってます。
時代はMR×デジタルです。
デジタルだけで売上を作れない事は時代が証明しています。
優れている会社は中外製薬のように自社でなんとかプラットフォームを
確立させようと必死に頑張っています。
まだこれからもデジタルの領域は勉強して行きますが、
各社がどんな事をしているか?その辺をまとめて紹介させていただきます。
1、メルマガ
製薬会社から医師向けのメルマガをやってる会社は多いと思います。
ただ、これがやれている会社の特徴は、
その薬剤を処方するにあたって登録が必要な薬剤を扱っている会社です。
精神科系のお薬や、麻薬系のお薬を処方する医師に向けて、
適正情報に関するコンテンツや、
最新情報に関するコンテンツを製薬会社から発信してるケースです。
メルマガはメールがどれだけ開かれているか?
その中にあるコンテンツをどれだけクリックされているか?
そこからWEB面談やお問い合わせにどれだけ繋げることができたか?
その辺がデータ化できて、
どの診療科の先生が多く見ているか?
マーケティング情報としても活用できるので、
基本的なコストがあまりかからないので良い方法ですね。
2、MRからのメール配信
これは米系の会社が最近めちゃくちゃやってますね。
ノルマ制にしてやってる会社も多いです。
これはVeevaを利用して、
先生からコンテンツ配信に関して了承を得た上で、
WEB講演会に関する案内を流すというものです。
1人のMRがどれだけアドレスを入手できたか?
そのアドレスに対してどれだけWEBコンテンツを送信できたか?
その辺をノルマ制にしてると思います。
アメリカの会社が考えそうな感じですね。
それがどんだけの意味があるかっていうのは、
これからわかってくる部分だと思いますので、
なんにしても斬新な事をグイグイやってくるのが米系製薬ではあると思うので、
1年後、2年後にどのようになっているかはちょっと興味深いですね。
ちなみにメールから送信したURLはしっかりトラッキングできるので、
上述のメールアドレス同様にマーケティングのリサーチにも使えると思います。
この辺のトラッキングの情報がしっかりMRにもシェアされていると良いんですけどね。
本社でコソコソ情報覗いてる気もします。
でもこのMRからのメール配信は僕は有効だと思います。
結局それをやってるのがm3だったりするわけで、
わざわざ自社の情報をm3を経由させる事でマスクさせる意味なんて無いし、
良いことではないです。
僕はm3がやっている事は、MRの組織力と、
行動力で全部できると思っているので、
それを自社でガンガンやってるのが米系製薬なのかなって今の所思ってます。
米系製薬はm3もがっつり使ってるけど、
僕はMRからのメールがしっかり確立されたら、
m3を辞めていくと思っています。
メールアドレスの取得とその送信に明け暮れている事は俺たちの仕事じゃない!
なんて思わずに、きっと未来の常識を作る仕事になると思うので頑張ってください!
3、MRのWEB講演会
MRでWEB講演会を自らが開催した事がない人は絶対にやった方が良いです。
これに関してはまた改めてそのメリットを踏んだんに書いて記事にしたいと思います。
僕の今の会社は少人数制というのもあるけど、
そもそも以前の内資の時もMRはみんな自分でWEB講演会を仕切ってやってました。
まだWEB講演会はマーケの仕事という会社は完全に時代遅れです。
多分昔はWEB講演会をやるのって、
スタジオを借りて、大きめのサーバー予約してみたいな感じだったんかもしれないけど、
今は本当に超簡単にできます。
マジで何にもする事ないです。
それなのにリアルな講演会と同じかそれ以上の効果があります。
メルマガとか、メール配信は会社がその制度を整えないと、
中々踏み出せないけど、
これは予算さえあればすぐにできます。
その辺はまた記事にしますね。
デジタルの課題①処方への影響が不明
ただ、デジタルコンテンツばっかやっていても数字は上がらないですよね。
今の所はデジタルDTLよりはMRの営業の方が処方への影響は大きいです。
デジタルはそもそも処方に影響が出ているのかがわかりにくいのです。
少なくとも現在のm3ではわかりづらい。
以前これまた米系製薬がm3への配信は処方への影響力が少ないという、
内部データを出しました。
やっぱり製薬会社から流れたお金をm3が使って、
医師に無駄にクリックしてもらってポイント還元してるような状況は、
全部ではないと思いますがやっぱり多いのです。
製薬会社から配信されるコマーシャルを真剣に見ている層が、
どこか?というのはしっかり検証した方が良いと思います。
デジタルの課題②一方通行
デジタルの課題としてはやはり一方通行というのがあると思います。
例えば、あくまで例えの話ですが、
日本では、肺癌の専門医の先生が肺癌だけ診ていれば良いというわけではありません。
肺癌の専門医だとしても外来に出れば、
COPDや感染症、喘息の患者さんも来ます。
でもすでに喘息の薬で新しい薬があっても、
使い慣れという意味で古い薬を処方していたとしても、
自分自身ではそれで良いと思っていることも多いため、
その状況は一方通行のデジタルでは解決できません。
なぜなら自分自身がそこに課題を持っていないためです。
でもMRであれば院内シェアなんかを確認したり、
調剤薬局に処方元を確認したりして、
すでに出ている新しい薬をその先生に提案し、説明会を行ったり、
WEB講演会を開催したりすることができます。
そういった良い意味での気づきは現状のデジタルにはできません。
デジタルを制するものは売上を制す!みたいな時代はまだ来ないです(笑)
一時期デジタルをかなり強化した米系の製薬会社があったんですが、
そこはやっぱりMRの営業力の方が実は数字への貢献度が高いということで、
軍配はMRに上がっています。
でも、今後はMRがデジタルコンテンツを最大限に利用していくことで、
医薬品の価値の最大化、そして自分自身のスキルの最大化もできていくと思います。
僕はこのデジタルの領域は、やっぱり中外製薬がすごいと思います。
全部の領域の話ではないですが、
生身のMRとデジタルが強い相乗効果をはっきしていると感じています。
中外製薬の血液領域はm3いらずではないかと思う。
日本の名だたる製薬会社を抑えて、
時価総額トップクラスなだけあると思います。
いつの時代も生き残る人間、価値のある人間は、
変化に対応できた人間です。
僕が勉強させてもらったデジタルコンテンツ×MRに関して、
少しでもご参考いただけたら幸いです。
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