レコルダティ社が採用を開始したよ!この会社は注目しておこう!

レコルダティ

どうもこんにちは、だいさくです。

レコルダティ・レア・ディジーズ・ジャパン(以下レコルダティ)

という会社ご存知でしょうか?

僕も読者さんから教えていただき知ったんですが、

今回レコルダティ社が営業部隊を含め採用を開始したとのことなので、

かなり限られた情報ですが、情報をまとめてみたいと思います。

レコルダティ・レア・ディジーズ・ジャパンとは?

レコルダティ・レア・ディジーズ・ジャパン

【会社名】レコルダティ・レア・ディジーズ・ジャパン株式会社

【本社】東京都文京区 本国はイタリア

【設立】日本2018年3月

【社長】藤原 聰


レコルダティはHPの写真にあるように小児向けの疾患に対する薬剤を扱う会社です。

2018年の3月に日本法人が立ち上げになりました。

社員数は現在8人。段階的に18人程度まで増やして行くとあります。

社長は藤原聰さんという方です。(下記写真)

藤原聰社長画像

あまり詳しい情報は出てきませんが、

元々はシャイアーの日本法人をマネージング・ディレクターとして率いていた、

という2009年までの記事を見つけることができました。

シャイアーやNPSファーマシューティカルズの日本法人設立に携わった経歴ですが、

細かいキャリアの歩みまでは見つけられませんでした。

レコルダティはオーファンに特化した子会社




レコルダティ・ジャパンはイタリアの大手製薬会社であるレコルダティが、

希少疾病用医薬品だけに特化した会社として立ち上げた、

仏オーファンヨーロッパ社の日本法人として2018年に誕生したのが、

レコルダティ・レア・ディジーズ・ジャパン株式会社です。

なぜ日本だけレコルダティの名前をつけたのかわかりませんが、

確かにオーファンヨーロッパジャパンとかなんやらよくわからないですね。

ちなみにイタリアの親会社であるレコルダティは医薬品以外にも、

化粧品やサプリメント、医療機器、化学研究の原材料なども扱う会社です。

少し違いますが、イメージとしては、

ジョンソン・エンド・ジョンソンとヤンセンファーマのような関係でしょうか。

レコルダティに入ったら扱う薬

レコルダティは現在「カーバグル分散錠200mg」という薬剤を扱っています。

カーバグル分散錠は高アンモニア血症に対する治療薬になります。

高アンモニア血症は、

N-アセチルグルタミン酸合成酵素欠損症(NAGS欠損症)、イソ吉草酸血症、

メチルマロン酸血症、プロピオン酸血症により生じた高アンモニア血症が原因となり、

起こる病気で、カーバグル分散錠は、

その血中アンモニア濃度を下げる医薬品として、

2016年9月に承認されています。

高アンモニア血症の原因、カーバグルの作用機序は、

患者さん用資料のPDFがダウンロードできますのでこちらをご覧ください。

カーバグル分散錠

カーバグルの対象患者は全国に20人

現状では、このカーバグルの売上予測は、1.5億円、

患者数は20人と非常に限られた市場となっています。

今後いくつかのニュースでは適応拡大がされて行くとなっておりますが、

高アンモニア血症、いわゆる尿素サイクル異常症(指定難病251)は、

全体でも多く見積もっても700人です。

なので、会社名の通り、スーパーオーファンの中のスーパーオーファンという感じです。

レコルダティ社が採用を開始したよ!この会社は注目しておこう!

 

今回このカーバグルを扱うために日本法人が立ち上がり、

現在MRとMSLの採用の募集がかかっています。

この会社の立ち上げ背景ですが、

元々カーバグルはポーラファルマが扱っていました。

しかし、ポーラファルマがインドの後発薬メーカーである、

サンファーマグループに売却されたことによる要因もあり、

立ち上げに至ったと考えられます。

レコルダティの将来性




レコルダティの将来性に関してですが、

レコルダティは今回カーバグルを戻す形で承継しますが、

レコルダティグループ自体がオーファンパシフィックの「ノーモサング」

ノーベルファーマの「コスメゲン」など、

カーバグル以外に5製品をすでに国内に導出していますので、

開発力はしっかりある会社です。

正直いって、1.5億円のカーバグルだけではとてもじゃないけど厳しいです。

しかし、今後は、菌状息肉症治療剤「レダーガ」と、

神経栄養性角膜炎治療剤MT-8の開発が検討されています。

ちなみに菌状息肉症(キンジョウソクニクショウ)は皮膚癌の一種で、

全身化するとリンパ腫と同じ治療をする疾患ですが、

その治療薬である「レダーガ」はすでに欧米で発売済みです。

ですので、とりあえず見えている開発品は、

レダーガトカーバグルの適応追加、

そしてMT-8がコンパウンドとして存在してる形になります。

どれも診療科が別なので忙しそうですね。。

よっぽどのことがない限り全て自社販売する方針になっています。

レコダルティの母国イタリアはどんな国?

イタリアは僕はいったことないですが、美味しい食事、ルネサンスという感じです。

ざっくり調べてみた感じですが、

・家族をとても大切にする

・人口の8割がローマカトリック教をはじめとするキリスト教徒(全員が熱心ではない)

・建築、芸術、食事はやっぱ超有名

・基本的にオシャレ

・速度の速い車が好きフェラーリ、ランボルギーニはイタリア産

・好きなスポーツはサッカー(セリエAがある)、そしてF1

ビジネスにおいては、正直あんまり良いイメージの湧きそうなものはなかったです。

日本人とはだいぶ違う、いわゆる適当な感じ、

責任能力があんまりないイメージの記事が多く見えました。

ただイタリアも縦に長い国ですので、

その出身地によってキャラクターが変わってくるみたいです。

陽気だけど契約重視、ローマ帝国の末裔という自尊心を傷つけるとヤバイ、

でも親日家が多い、残業しない、休みはしっかり、バカンス長い、怒ってはいけない。

そんな感じみたいです。

下記がイタリアの雇用保護指標です。

ドイツと同程度ですのでかなり高いと言えます。

高すぎるのはそれはそれで問題なんですが、

日本法人がどうかはわからないですが、

それなりに雇用が守られている国であると思います。

最後に

レコルダティについてまとめてみました。

現在募集がかかっているのは、MR、MSL(東京、大阪)、PMSです。

英文履歴書が必須です。

あと、エージェントに聞いたんですが、英語も必須です。

ビジネスレベルの英語力とあります。

かなりニッチな領域の会社ですが、

これからが楽しみな面白い会社ですね。

ご興味ある方情報取ってみてください。

希少疾患(オーファン)系製薬会社への転職を考える人にオススメの転職サイト

ではまた!




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