MRになった時ついつい使ってしまった医療用語9選を紹介

医療用語

どうもこんにちは、だいさくです。

MRになりたての頃、

なんかドヤ顔で使ってた医療用語ってあったな〜と思うんですよね。

今はほとんど使わなくなったけど、

自分がミーハー気質なのもあるんだと思うんですけど、

えらいドヤ顔で使ってたな〜と思って恥ずかしいなって思ってたんですが、

今日はそんなミーハーな僕がMRなりたての頃、

ドヤ顔で使っていた言葉を中心に、9つの医療用語を紹介していきたいと思います。

MRになった時ついつい使ってしまった医療用語9選を紹介




MR歴が長い人はご存知だと思うんですが、

医療用語はドイツ語由来なものが多いですよね。

その昔日本の医療はドイツからの書物を参考にしていたことから、

現在でも使われている単語はドイツ語由来のものが多いです。

ムンテラやカルテもドイツ語です。

聞きなれないな〜と思って調べると大抵ドイツ語です。

まぁその辺も踏まえて紹介していきます。

1、ゲバルティッヒ

ゲバルティッヒってドイツ語で「乱暴な(の)」と言う意味です。

内科ばっかり回ってる人はあんまり知らないかもしれないですが、

外科医の先生はよく使っていたと思います。

抜糸するときなど勢いよくやり過ぎた時に、

「ちょっとそれゲバルティッヒだよ!」とか言ったりするらしいです。

もしくは優しくやりすぎたときに、

「もっとゲバルティッヒに!」みたいな感じで使うらしいです。

僕はえらい高い販売目標が降りてきたときに、

ちょっとゲバルティッヒっすね〜とか言ってました。

めっちゃムカつく言い方してくる10個上の先輩をゲバちゃんとも言ってました。

「ちょっとゲバルティッヒな戦略ですが、」みたいなわけのわからない使い方もしてました。

もちろん半分冗談なんですが、恥ずかしすぎますね。

2、カンファ

「カンファ」はご存知の通り「カンファレンス」(会議)の略です。

お医者さんが出席するものは大小問わず、

会議やミーティングはカンファと呼ばれることが多いと思います。

上司から電話来た時に、

めんどくさいから早く切りたいなぁと思ったら、

「もうすぐカンファ終わるんで・・」とか、

「これから緊急のカンファらしいです」とかいうと、

そうかと言ってすぐ切ってくれるので結構使えちゃったりします。

ちなみに事務方が行う会議に医師が出席するときは、

「会議」と言うらしいです。

3、エッセン

「エッセン」はこれもドイツ語由来で、「食べる」と言う意味です。

最近はほとんど使わないらしいですが、

オジィさんドクターが言ってました。

昔は、患者さんの前で「ちょっとご飯食べに行ってくる」

みたいな言葉を言えなかった時代があったらしく、

「エッセン」を使っていたらしいです。

食事が取れない患者さんがいる前で気を使っていたとのことです。

覚えたての頃に2、3回くらい、「エッセン行く?」ってドヤ顔で言ってました。

まじで恥ずかしいです。

4、ワイセ / プレート / 赤輸血

「ワイセ」は白血球を意味するドイツ語で、

「プレート」は血小板を意味する英語になります。

オンコロジー領域の方なら副作用で「ワイセが下がった」とか、

「プレートが下がった」とか聞くことがあると思います。

僕は「ワイセ」って言う単語が世界一カッコ良い単語だと思ってました。

一番ドヤ顔で使ってしまった単語です。

「先日投与いただいた患者さんですが、ワイセが下がっているようです」

「先生、その後ワイセの状況はいかがですか?」

「ワイセの減少に気をつけてください」

とにかくドヤ顔で言ってました。

あと赤輸血(あかゆけつ)は赤血球輸血のことで化学療法の影響で、

貧血が起こった患者さんに行うものです。




5、エント

「エント」はこれもまたドイツ語由来の「エントラッセン」を略した形で、

「退院」と言う意味です。

カルテにはENTと書かれます。(別に閲覧したわけじゃないよ)

特にご高齢のがん患者さんとかだと、

不安で退院したくないと言う人が、エント拒否みたいな言い方されてるのを聞きます。

僕は会議でそのまま「エント拒否みたいです」って言ったことがあります。

あの頃の自分を殴ってやりたいと思います。

6、ステる

「ステる」もドイツ語で、「死亡する」と言う意味の「ステルベン」の略です。

お医者さんと看護師さんが会話する際に、

他の患者さんやご家族がいるところで中々「あの患者さん死亡した」

みたいなことって言いづらい中で、

ステるという言い方をすることでわからないようにする、

婉曲な言い方としてあるのが「ステる」です。

流石にこれを普段から僕が使うことはなかったですが、

覚えておいても良い医療用語の一つだと思います。

7、BSC / DNR

これはオンコロジーの人は普通に知ってると思うんですが、

結構一般的には知られてなかったりするらしいと言う話を聞いたことがあります。

BSCは(Best Supportive Care)の略で、

積極的な治療はしないようなニュアンスで捉えられると思います。

最近は抗がん剤治療と緩和ケアは同じ時期に始めるとされてますが、

その割合が緩和ケアの方が大きくなってくるイメージです。

DNRは(Do Not Resuscitate)で、Resuscitateは「蘇生する」と言う意味があります。

DNRは簡単に言うと「蘇生しない」と言う意味です。

心停止に至っても心配蘇生を行わない、DNRの意思表示があった場合には、

容態が急変しても挿管したりせずにそのままお看取りすると言う意思表示になります。

オンコロジー領域の方は覚えておいた方が良いのかなと思います。

8、ゼク / ザー

「ゼク」は「ゼクション」(たぶん)というドイツ語の略で、病理解剖の意味です。

「ザー」はSAH(subarachnoid hemorrhage)で、くも膜下出血のことです。

あんまり聞かないですけど、一度講演会中に先生が言っていたのを聞いたことがあります。

自分で使うことはないですね。

9、ギネ / ウロ

これはまぁ普通に使いますよね。

ギネはGynecologyの略で、婦人科と言う意味。

ウロはurologyの略で、泌尿器科の意味です。

呼吸器内科は呼吸器内科っていうし、

血液内科も血液内科っていうし、

外科は外科っていうのに、

なぜギネとウロはギネとウロと呼ばれるんでしょうね。

まぁカッコ良いっすけどね。

最後に

以上になります。

思いつくままに書いてみましたが、

僕は経験領域が偏っているので他にも沢山あると思います。

ドヤ顔で覚えた医療用語を言うのは本当にかっこ悪いし、

そんな若手がいたらアホかと思うので絶対にやめた方が良いとは思います。

自戒を込めて。。

ではまた!




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