アステラス・アムジェンの将来性は?独立による求人案件は上がるのか?

アムジェン

どうもこんにちは、だいさくです。

アステラス・アムジェンがそろそろ募集がかかるかもよ?という話が上がってるみたいですね。

まだあくまで予想の段階ではあるそうですが、

今日は特にアムジェン側に絞って記事を書いていきたいと思います。

アステラス・アムジェンの将来性は?独立による求人案件は上がるのか?




アムジェンってなんかすごい会社だけど、

いまいちよくわからない、なんて人もいらっしゃるかもしれません。

ソレイジアの荒井社長や、シンバイオの吉田社長も元々アムジェン出身だったりしますよね。

日本のバイオベンチャーでも、

中核を担ってる人材が元アムジェンの方が一定数いらっしゃったりします。

僕はなんとなくだけど、低分子系の薬剤から抗体薬にも強い、

研究開発費を大量に注いでる会社って感じのイメージを持っています。

今日はそんな謎が多い!?(失礼)アムジェン社について情報をまとめてみたいと思います。

アステラス・アムジェンとは?

アステラス・アムジェン

【社長】スティーブ スギノ

【出資比率】アムジェン 51% アステラス49%

【設立】2013年10月


アステラス・アムジェン社はアメリカでバイオベンチャーとして創設され、

アムジェン 列伝とも言われたエリスロポエチンを創製したことにより、

世界のビックファーマとなりました。

当時伝説のCEOと言われたゴードン・バインダーさんが書かれたのが下記の著書になるそうで、

調べていたら、アムジェン=ゴードン、ゴードン=この本みたいです。

世界最高のバイオテク企業

僕はまだ読んでおりませんが、今度読もうと思います。

読んだらまた書評記事書いてみますね。

アステラス・アムジェンの歴史、そして独立

アムジェンは、日本では複数の企業と販売契約を結んでいる、

いわゆるライセンスアウトを中心としたビジネスを展開する会社でしたが、

2008年に日本の子会社を武田に売却して、一度日本から撤退してます。

しかし、

2013年にアステラス製薬と合弁会社を設立し、

アステラス・アムジェン バイオファーマが設立しております。

その後、

2016年:初の新薬となる「レパーサ」を発売、

2018年:B細胞性急性リンパ性白血病治療薬の「ビーリンサイト」を発売、

2019年:骨粗鬆症治療薬の「イベニティ」を発売、また米アムジェンがセルジーンから乾癬治療薬である「オテズラ」の全世界での権利を取得したのに伴い、セルジーンの乾癬部隊123人がアムジェンに移籍

2020年:米アムジェン社がアステラスが保有するアステラス・アムジェン社の株式を買い取り完全子会社化。4月1日から「アムジェン株式会社」に変更 

社長のスティーブスギノさんはサノフィ社やイーライリリー社を経て、

バイオジェンのアジア部門の最高責任者に就任し、2017年にアムジェン社に入社、

その後現職の社長に就任されています。

アムジェンは2020年4月1日に独立!

アムジェンは2020年4月1日にアステラス・アムジェンから独立しました。

国内売上高は、2018年に2017年の2倍、

そして2019年は2018年の3倍に成長すると見込んでおります。

また後述しますが、とにかくパイプラインがすごいです!

国内だけでも14品目が臨床試験を実施中、

グローバルベースでは、なんと30近いコンパウンドを有しております。

ちなみに、2013年に設立される際、アステラスの社員が相当数出向という形で、

流れておりますが、そのままアムジェン社でともに働かれる方が多いということです。

※後ほど聞いたお話では、元アステラスの社員はアステラスに戻られる可能性が高そうです。なのでもしかしたらそこにあいた穴に社員を募集するか、CSOの方で補充するかが考えられます。

アムジェンは2020年になぜ独立するのか?

ところでアムジェンってなんでアステラス・アムジェンから独立する必要があったのか?

というところですが、これはそもそもアステラス・アムジェンの合弁会社ができる際に、

元々2020年3月いっぱいまでの契約だったみたいです。

もちろん契約だったのもありますが、

独立することによって、

沢山のパイプラインを保有する米国アムジェン社と「同時開発、同時申請」を進められる体制が整ったとスギノ社長は語っています。

アムジェンの研究開発費

アムジェンの研究開発費ってどれくらいなのかな?と調べていたら、

ビジネスインサイダーの記事でわかりやすいのがありました。

Business Insider

1位 メルク:97億ドル

2位 ロシュ:87億ドル

3位 ノバルティス:79億ドル

4位 ファイザー:78億ドル

5位 J&J:69億ドル

6位 サノフィ:57億ドル

7位 GSK:46億ドル

8位 アッヴィ:41億ドル

9位 ギリアド:39億ドル

10位 アムジェン:37億ドル

アムジェンは実は世界で10番目の研究開発費を注いでいる会社で、

4016億円程度が研究開発費となっております。

アムジェンのパイプライン

アムジェンのパイプラインですが、本当にたくさんあるので、

今回もまとめてみようかと思ったんですが、

アムジェンの米国のHPが超絶にわかりやすいです。

Amgen Pipeline

一つ一つの化合物にカーソル合わせると、

説明と臨床試験が一気に閲覧できるようになっているので、

とても便利です。

正直、他の製薬会社もこの表示の仕方を真似するとわかりやすいと思いました。

ここから特筆するべき、注目するべきパイプラインをご紹介させていただきます。

ビーリンサイト(BiTE抗体)

ビーリンサイトは主にT細胞に特異的に発現すると言われているCD3および、

B細胞の細胞膜上に発現するCD19の両者に結合する一本鎖抗体になります。

簡単に作用機序を説明すると、がん細胞とT細胞の両方に結合し、がん細胞の近くにT細胞を誘導することで抗腫瘍効果をはっきすると言われています。

現在では既に2018年にALLに対して承認されております。

今後は主に多発性骨髄腫、急性骨髄性白血病、前立腺がんに開発が進んでいます。

他社製剤の中にもBiTE抗体の治験が進んでいますが、

アムジェンのビーリンサイトが一番試験が進んでいます。




AMG510(KRAS阻害剤)

こちらはまだP1の段階ではありますが非常に注目されております。

KRASはオンコロジーの方はご存知かもしれませんが、

古くからその存在が知られておりましたが、下流にあることから、

なかなか優れた活性を出せる薬剤がない状況でした。

AMG510はKRASのG12C変異に対する阻害剤で、

いわゆるSmall Molecule(低分子)になります。

KRAS(G12C)と結合し、不可逆的に阻害することで効果を示すと考えられています。

2019年のASCOでもっとも賞賛され、最大の成果がこのAMG510と言われています。

こちらヨーロッパ(たぶん)のオンコロジストの先生のツイートになります。

n=10で、安全性のデータと、有効性のデータが発表されたようです。

画像が見えにくいですが、主に肺癌患者だと思います。

PD-1阻害剤との相性が良い(効果が高い)という発表もあります。

他にもKRAS発現のある固形癌への開発が進んでおります。

talimogene laherparepvec(IMLYGIC)

IMLYGICは腫瘍溶解性ウイルスで、

悪性黒色腫を対象にペムブロリズマブと併用でP3試験が行われています。

既にFDAでは承認されておりますので、

日本でも近い将来に承認されると思います。

とりあえず、ご紹介した3つの製剤はかなりアムジェンの注目になります。

現在のパイプラインの半分以上はオンコロジー製剤になります。

また、肺癌を対象にCAR-Tの臨床試験もグローバルで進行しています。(日本も入ってるかは不明)

アムジェンの評判

上述の通り、とにかくパイプラインがすごいですし、

それも納得の研究開発費が注がれていると思います。

またそれだけ潤沢な研究開発と将来性のある会社なので、

評判を調べてみたらそれもまたやはりやりがいに満ちたコメントも多かったです。

営業からメディカル系の方のコメントも混ざってますが、

大体の雰囲気を大づかみするイメージで読んでください。

こちら比較的ポジティブな意見です。

・立ち上げから間もないこともあり、チャレンジ、仕事の幅を広げるなどは比較的やりやすい

・社内公用語を英語にしており、無難にクリアできれば良いと思います。

・上司との個別面談も都度実施され、要望要求は考慮されやすい

・プロモーションやインタラクションが丁寧に示されており明確

・比較的前職の給与に依存するが給与ベースは非常に良いと思う

・出退勤が自由で、ブラック企業のような働き方は無い

・新規薬剤が多いこと、高薬価の製品も多いので成長戦略が充実してる

こちら比較的ネガティブな意見です。

・マネジメント層の各経験値、危機管理能力、言葉遣いや個人的感情が目立つ

・本社がアムジェン、営業がアステラスの人間が多く噛み合わないことがある

・ほぼ全員中途採用なので採用時点のキャリアが付いて回る

・人種のるつぼで大体の目処が立てばGOをかけるため方針がコロコロ変わる

・アステラスの血よりはアムジェンの血が多く、アムジェンの東京支店である

・役員クラスを始め米国本社からの締め付けが厳しく要望を理解してくれるものの実現が難しい

アムジェンの年収

アムジェンの年収は高いと思います。

アステラスから出向されていた社員はアステラスのベースでしたが、

アムジェンに単独で入社された方は、

MRなどの現場ベースだと大体1000万円前後、

マネジャークラスだと1500万も超えてくると考えられますので、

かなり良い待遇だと思います。

パイプラインも豊富ですし、これから非常に未来のある会社です。

アムジェンの求人に関しては、ランスタッドが保有してます。

ランスタッド

最後に

いかがでしたでしょうか。

昨今中々ない成長性のある会社だと思います。

おそらく今後10年間は色々な意味で困らない会社だと思います。

パイプラインが豊富で、成長戦略もしっかりしていること、

年収面でもかなり良さそうなので、

ちょっと注目しておいた方が良い会社の一つだと思いました。

MR転職サイトおすすめランキング!現役MRが厳選したおすすめサイト

では!




コメント

  1. 転職活動中 より:

    初めまして。いつも楽しくブログ拝見させて頂いております。
    アステラスアムジェンに興味があり、読ませて頂いたのですが、この会社の骨粗鬆症治療薬、高脂血症治療薬のMRも生活習慣病薬MRとしては厳しいと思いますか?

    • 大作 大作 より:

      コメントありがとうございます。
      正直僕も骨と高脂血症のことをあまり深くわかっておらず、
      そちらの領域に詳しいわけではないのですが、
      今回、レパーサ、イベニティの部隊だときいておりますが、イベニティは短期間での死亡例の件も問題視されていると思います。

      アステラスと別れてどう変わるのかってのも興味がありますが、
      セルジーンのオテズラの部門買収してましたが、
      聞くところによると、厳しいという意見を聞きますし、トータルでは未来は明るいと考えている人もいるとお聞きしてます。

      スギノさんは喋ってるところを一度見たことあるんですが、結構片言な日本語が逆に物腰の柔らかさを印象付ける感じで、
      なんとなく良さそうな人な感じはしました。

      あとはパイプラインがどうかってところもあるんだと思います。

      お答えになってなくて申し訳ございません!!

      • 転職活動中 より:

        丁寧な返信有難うございます。

        正直、現在フェーズ3の薬剤も、偏頭痛予防薬と慢性心不全の薬剤みたいなので今言われている生活習慣病MRで必要のないMRになるのでは?と不安があります。
        まだ受かった訳ではないのですが、面接までは行けることになりました。

        少し不安だったのでコメント記載させて頂きました。

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