どうもこんにちは、だいさくです。
久しぶりの書評記事なんですが、
「AI分析で分かったトップ5%社員の習慣」という本ご存知でしょうか?
これがすごくためになるというか、僕は本を読むとき、印象に残った部分とか、
覚えておきたい文面があった場合はその部分に付箋紙を貼るようにしていて、
後から、これは自分が覚えておいた方が良いと思った部分なんだなと分かるようにして、
そこだけ読み返したりすることがあります。
この本に関しては2021年に読んだ本の中で一番付箋紙を多く貼った本で、
へ〜、ほ〜、の連続でした。
KindleだとUnlimitedに加入してる人は今無料で読めるのと、
Audibleも使ったことがない人は最初の一冊は無料で聞けてこの本も対象になっているので、
是非読んでみてください。
【書評】トップ5%社員の習慣が面白い!
この本は、クロスリバーという会社の代表を務める越川慎司さんという方が、
これまで、なんと605社、そして1万8千人の社員に対して、
各社の人事評価の結果「上位5%」に該当した社員とそうでない社員を比較し、
「上位5%社員」はどのような行動、働き方をしているのか?について評価し、
その中から一般化できる要素を抽出しました。
さらにその要素を29社に対して実証実験を行なって、
5%社員以外でも効果を出したという一連の実験をまとめた本になります。
考えるだけで途方もない実験だったわけですが、
その途方もない実験結果が1,485円の単行本にまとめられています。
トップ5%社員の習慣:目次
目次は細かく書くと長くなってしまうので、大枠を記載させていただきます。
「上位5%社員の習慣 ずば抜けた結果を出す人の5原則」
原則1:5%社員の98%が「目的」のことだけを考える
原則2:5%社員の87%が「弱み」を見せる
原則3:5%社員の85%が「挑戦」を「実験」と捉える
原則4:5%社員の73%が「意識変革」はしない
原則5:5%社員の68%が常にギャップから考える
第1章:良かれと思ってやってしまう「95%社員」の行動
第2章:トップ「5%社員」のシンプルな思考と行動
第3章:トップ「5%社員」の強いチームを作る発言
第4章:トップ「5%社員」のすぐやる習慣
この本はどんな人におすすめか?
非常に手前味噌ではありますが、
僕も営業時代上位5%というのは4回ほど入ったことがあります。
このブログでもちょくちょく書いてますが、
自分良い部分というのは自分では当たり前の事すぎて中々気づかなかったりします。
だから人から指摘されて初めて自分の良い部分というのは知ることができたりするので、
その上でこの本を読むと、
上位5%に入る方法を科学してくれているのため何より答え合わせをしてくれます。
また、営業部門に限ったことではない指標になっているので、
僕も内勤になったからこそ気づいたことなどが結構ありました。
なので、上位5%に入ったことがある人はその答え合わせに、
そして今後もっと今の会社で活躍したい人には指標に、
内勤業でも参考になるような内容になっているので、
気になる方は是非読んでみてください。
ここからは読んでみて印象に残った部分を紹介させていただきます。
5%社員は謙虚、20%社員は一匹狼
本の一文に、
5%社員はとても謙虚ですが、20% 社員はどこか自信家で、1人で仕事を進める一匹狼のような人が多い印象を持ちました。個人の能力を最大限に発揮するのはトップ「20%社員」でもできるかもしれませんが、チームとして最大限の成果を出すにはトップ5%社員なのです。
というのがあります。
僕自身も完全に営業時代は一匹狼だったと思いますし、
一匹狼というか、他のエリアの人に興味が全然なくて結果一匹狼のようになっていたのですが、
内勤になってからはやっぱりそれでは絶対にダメなんですよね。
特に昨今、少子高齢化になり働く人の数というのも限られていたり、
働き方にも多様性が求められ、昔のように夜遅くまで働く企業戦士というのは流行りません。
製薬業界でも一人に与えられたタスクというのは量と幅も狭くなってきていて、
「より少ない時間とタスクで多くの成果を残す」ことが真に求められており、
一匹狼で成果を出せてもせいぜい上位20%なのかなぁなんていうことを感じたりしました。
5%社員は「結果」、95%社員は「プロセス」に達成感を感じる
普段使われている名詞に関する調査も行われていて、
5%社員は「結果」、「目標」、「達成する」「成し遂げる」「認められる」、
という動詞が95%社員と比較してなんと3倍超も使っている回数が多かったそうです。
これらの調査結果からも、5%社員というのはプロセスよりも結果を重視していることがわかり、
突出した成果を残す彼らは、仕事の過程を評価しておらず、
チェックポイントで進歩を確認している程度にとどまっているというものでした。
また、95%社員は作業が終わった充実感に満たされる傾向があり、
5%社員は成果を残したときの達成感に充実した気持ちを感じているようで、
この辺は成果を出す人の多くは同意できるのかなと思いますし、
とにかくプロセスというのはあくまで「結果」「目標」からの逆算であって、
特別評価されることでもないと考えてる人が多いのかなと思いました。
手段と目的の違いを明確に理解してるか、そうでないか?ということなんでしょうね。
後、ちょっと面白かったのが、パワポやエクセルでの資料作成に、
充実感を覚える人が95%社員のうち60%もいました。
逆に5%社員というのはそういった作業が苦手であったり、
綺麗な資料を作成するために時間をほとんど使ってないというのも面白い違いだなと思いました。
まぁとにかく、仕事をすること自体が目的ではなくて、その仕事によって生まれた成果を重視しているというのが大きな違いになりそうです。
95%の社員は他の社員から「見下されている」と感じている
ちょっと面白かったのが、
95%社員は「自分は他の社員から見下されている」と思っている社員が実に20%いたそうです。
ただ一方で他の社員を見下していると答えた社員は5%に過ぎず、
95%の社員はどこか無意識のうちに被害者のポジションを取る人が多い、
そしてそういう人は周りの人に攻撃的になったり、組織の輪を乱すこともあるんだそうです。
なんかそういう人って車内にいたりするなぁと思うんですよね。
もちろんアンケートは全て秘密裏に匿名で行われていますので嘘ではないと思います。
一方で、5%社員は95%社員と比較すると「ありがとう」という言葉を発する頻度が、
全然多いんだそうです。
なんか考えさせられるなぁと思うわけです。
他にも沢山あるので是非読んでください!
とにかく面白い本ですし、何より読みやすいです。
他にもまだまだ沢山めから鱗のアドバイスがあります。
例えば、5%社員のメールは非常にコンパクトで、
メールに「お疲れ様です」など一言がないんだそうです。
要はそれがないくらいでどうこう言われるような関係構築はしてないんでしょうね。
あとは、5%社員が95%社員よりも多く使っているアプリケーションがあって、
・Trello
・Google Keep
・Asana
・Microsoft To Do
・Todo Cloud
僕は2つしか知りませんでした。
是非何か調べてみてください。
まぁやっぱり僕も上位5%とったときは、だいさくは運が良いって言われましたし、
これまでも何度も言われたことがあります。
でもやっぱ上位5%に入る努力であったり感性を「運が良い」という言葉で思考停止するのは、
ダメなんですよね。やっぱり。
トップセールス に対する「運が良い」という妬み発言への最高の応酬話法を発見!
トップ5%に入る人はどの部署に行ってもハイパフォーマンスを発揮するし、
転職した会社でもやっぱり優秀な成績を出します。
その辺がうまく科学的に解析されていますし、
とにかく非常に面白いですし、今お得に読めますので是非読んでみてください!
Audibleも1冊無料で読めてこの本もあるので結構おすすめです!
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ではまた!
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