協和発酵キリンが初めてのリストラ開始!理由がいまいち理解できないぞ!

MRと早期退職

どうもこんにちは、だいさくです。

なんだか、2019年もリストラの年なんですかね。

協和発酵キリンさんがリストラ(希望退職者)を募集、とありますね。

協和発酵キリン希望退職者募集について

ただ、まぁまだ発表されて日が経ってないので、情報が限定的ではありますが、

今までもリストラ関連の記事をかなり沢山書いてきた僕としては、

なんか今回の協和発酵キリンのリストラはいまいち理由がよく分からないんですよね。

なんか訳ありというかなんというか、

ちょっと乱暴なリストラというか、

そもそも本気でやる気あんのかな〜と。。

ただ、協和発酵のイメージを悪くしただけに見えてしまうというか・・

協和発酵キリンとは?

協和発酵キリン株式会社

【設立】1949年 2008年にキリンファーマと合併し現在の社名

【社員数】連結7,532人

【主な取り扱い薬剤】グラン・ネスプ・エスポー・ロミプレート・コニール・レグパラ・アレロック・デパケン etc


僕の協和発酵キリンのイメージといえば、昔ながらの殺細胞治療薬ですかね。

マイトマイシンや、アドリアシン、ナベルビン、5-FU、最近はポテリジオもありますね。

あとはやっぱグランですかね。

血液内科の特に移植科にめちゃくちゃ強いイメージがあります。

お弁当の時のお茶が必ずキリンだったり、

ビールもキリンビールしか用意しないって聞いたことあります。

確かに講演会の時とかキリンビールしか出てこなかったら、

それだけで良い宣伝になりますよね。

なんか派手さは無いけど、

地道にコツコツやるいぶし銀みたいな人が多いイメージを持ってます。

協和発酵キリンのリストラの概要と理由




一応公式に発表されている協和発酵のリストラ理由がこちらになります。

1、希望退職者の募集を行う理由

当社は、世界の人々の健康と豊かさに貢献する、日本初のグローバル・スペシャリティファーマとなるという事業ビジョンを実現するため事業の選択と集中を推進し、グローバルな事業モデルへのスピーディーな転換と国内事業基盤の強化、並びに自律的に変革に挑む社員の確保、育成をさらに加速させていきます。この転換期に、社員のキャリア開発の選択肢を広げ、社外への転進を希望する社員に対しては転進にむけた最大限の支援を行うため、希望退職者の募集を行います。


個人的にこの理由の項を読んで率直に思った事が、

なんかどこかの会社のコピペかって思うような書き方なんですよね。

グローバル化、選択と集中、社員のキャリア開発の可能性、

本当に協和発酵キリンが真剣に考えて作った文書なのかなって。

初めてのリストラする会社が書くにはちょっと短絡的というか、稚拙、

そんな気がどうしてもしてしまう。

やっぱり文章って気持ちが通じてくるものなんでね。

協和発酵キリンのリストラ人数

こちら協和発酵キリンのリストラ人数などの概要になります。

対象者:2019年4月1日現在、当社に在籍する45歳以上かつ勤続5年以上の社員。ただし、2019年2月5日時点で生産本部に所属する社員を除く

募集人数:特に定めず

募集期間:2019年3月11日〜2019年3月28日

退職日:2019年6月30日

優遇措置:通常の退職金に割増退職金を加算する。また希望者に対しては再就職支援を行う。

とあります。

協和発酵の社員数から換算すると大体1600人が今回のリストラの対象になります。

なんていうか「社員のキャリア開発の幅を広げ」とか書いてあるのに、

色々制限つけてるなぁという気がして、なんか乱暴なリストラに感じてしまう。

協和発酵キリンが初めてのリストラ開始!理由がいまいち理解できないぞ!




昨今の薬価算定の改定によってどこの製薬会社も厳しい状況だし、

今後もその厳しい状況は続くんですが、

協和発酵はまだ悪く無い方に見えるんですよね。

当期の利益を見ても別に悪くは無い、

見通し自体も他のリストラしてる会社の業績と比べても決して悪くは無いんですよね。

実際リストラを発表した途端、株価もクイっと上がったんです。

協和発酵キリンは初めてのリストラ

社員のキャリア開発とかを真剣に考えているのであれば、

これまでも希望退職の募集って行うべきだと思うんですが、

なぜかここにきて初めてのリストラをするってなんでなのかな?と。

協和発酵のリストラが発表されたのは、

僕がいま記事を書いてる日から1日半くらい前なんですが、

いつもはすぐ書いてしまうんですが、

この心無いリストラの発表文章とか、

悲壮感の感じられない株価のプチ上昇とか、

この違和感ってなんなのかなっってのが全然わからなかったんで、

書けなかったんですよね。

んで結局わかったことは、おそらく社長の意向なんだろうなという事です。

協和発酵キリンリストラの理由は経営判断

協和発酵って3月にこれまで代表取締役CEOであった花井陳雄さんが、

代表権を失います。

それを機に、大澤豊さんという方が新たに代表権のある副社長に就任して、

現在の代表取締役社長COOの宮本昌志さんがCEOに就任します。

多分、理由はそれなんじゃ無いかなと。

ただの経営者の考え方が変わっただけなんじゃ無いのかなと。

そもそも、協和発酵とキリンが2008年に合併した時に全く人員整理を行わなかったことも、

株主からの批判があったと、関係者の方もおっしゃってました。

今回のリストラも、人数も上限無しってあるけど、

基本的に上限は決めたほうが人って集まりやすいんですよ。

誰でも何人でも良いですよ〜って言っても集まらないもんですからね。

先を見据えてという意味ももちろんあるだろうし、

内資の緩い感じでは今後はいけないよっていう意味の戒めなのかもしれないけど、

本気でリストラする気あるのかな〜なんて思ったりもします。

最後に

でも薬価算定の改定は老舗の協和発酵のような老舗内資にも少なからず影響ありそうですね。

中堅の内資系には本当に厳しい時代に突入すると思います。

若手は今からしっかりキャリアを考えながらスキルアップしていったほうが良さそうです。

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協和発酵って血液領域回ってる人はいぶし銀で、

なんか移植科の先生の痒いところに手がとどく存在って感じで、

僕はとても好きな会社の一つでしたので、

ちょっと残念ではありますが、

リストラしてくれるだけありがたいことではありますからね。

ではまた!




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