イーライリリーのパイプラインがまた強化されてリリーはすげーと思っている

日本イーライリリー

どうも、こんにちは。

イーライリリーの魅力発信ブロガーのだいさくです(笑)

リリーの皆さん、みました?

リリーがARMO買収しましたね。

Lilly Announces Agreement To Acquire ARMO BioSciences

※要約:米医薬品メーカーのイーライリリーはARMO BioSciencesを現金約16億ドル(約1750億)で買収することで合意した。有望視されているがん治療薬を取得する。イーライリリー社は買収提案で示した条件に基づき、1株につき50ドルでARMO全株式の公開買い付けを開始する。取得価格はARMOの9日終値29.80ドルを68%上回る。リリーは2Q(4〜6月)末までの買収完了を予想。同買収は規制当局の承認が必要。

ARMOに関して詳しくわかりやすく知りたい方はこちらが参考になると思います。

比較的わかりやすい英文だと思いました。

ARMO BioSciences Announces Poster Presentations of Pegilodecakin (AM0010) at the 2018 American Society of Clinical Oncology (ASCO) Annual Meeting

ARMO買収はリリーらしい




ARMOはバイオベンチャー 界隈ではまぁまぁ知られてる会社で、

ARMOの機関投資家の中では、

リリーが買収するんでは?みたいな話はずっと出ていたみたいです。

んで、16億ドル、全部現金!すごいですね。

なんか現金で払うってなんとなく税金対策感はあるけど、

それにしても良い会社買ったなと思います。

今回のリリーのARMO買収の感想としては、

一言で言うと、無難というかとても手堅いです。

まぁリリーらしいと言うか、外資系らしい買収という感じですし、

ARMOの今後のパイプラインをみてもリリーオンコロジーの現状としっかり合致します。

リリー側も、ARMO側も幸せな結果になりそうだなと思いました。

リリーのBDは本当に優秀だと思います。

ARMO BioSciencesって?

ARMO BioSciences

ARMOはリリーと同じアメリカの会社で、

カリフォルニア州のレッドウッドという所にあります。

ARMOは人体の免疫系を生かした複数のがん治療薬を開発している会社です。

ARMOのLeadership Teamが全て博士や、医師免許を持った人たちなので、

私の勉強不足かもしれませんが、おそらく創薬バイオベンチャー になり、

現状市場に出ている薬でARMOが取り扱っている薬はないのではないかと思います。

ライセンスアウトしてる可能性はありますので、

その辺はわかったら追記いたします。

これまで一番の出資会社はセルジーンになりそうですね。

ARMOの株価

リリー買収を受けて、どかーんと上がりましたね。

ARMOの投資家のキャラクターは機関投資家が多そうなので、

相当喜んだのではないでしょうかね。

リリーが買収を発表する前は$29でしたが、

現在(2018年5月12日)は$49まで上がっています。

ARMOはインターロイキンに強い

ARMOはインターロイキンの研究に強い会社に見えます。

ARMOはパイプラインはいくつかあります。

いくつかあるんですが、現状では本当に物になるのかわからないくら低いPhaseでもあり、

だから、1700億くらいで買収できるんだとは思います。

ARMO Pipeline

一番上市が近いのが、

開発番号AM0010の、Pegilodecakinという薬剤になります。

PegilodecakinはPEG化されたIL-10(インターロイキン10)になります。

IL-10は抑制性のサイトカインとして知られていますね。

※理化学研究所HPより

IL-10:Th1細胞からのINF-γ産生を抑制するとともに、マクロファージからのIL-1、IL-6、IL-12、TNF-2の産生を抑制する働きを持つ。また、マクロファージに働いて補助シグナル分子CD80/CD86の発現を抑制することで、T細胞活性化補助機能を抑制する働きを持つ。

リリー自体が免疫チェックポイントに参入するというよりは、

便乗するという感覚に近いかもしれませんね。

Pegilodecakinの臨床成績

パイプラインの所に書いてありますが、

Pegilodecakinは現在各癌種で臨床試験が行われています。

免疫チェックポイントとの併用やケモとの併用という感じです。

2017年のASCOでもかなり話題になっていましたが、

一番報告が多くPhaselllが進行しているのが膵臓癌です。

Pancreatic Cancerに対する、FOLFOXとの併用です。

FOLFIRINOXではなくFOLFOXなのでイリノテカンとの併用は何かあったんでしょうかね??

それとも流石に汎用性と安全性を考えてのことでしょうかね。

でも、、、FOLFIRINOXは成績だけはかなり良いので、期待できます。

Title:    Overall Survival of PEGylated Pegilodecakin with 5-FU/LV and Oxaliplatin (FOLFOX) in Metastatic Pancreatic Adenocarcinoma (PDAC).

このPlll試験が2018年のASCOで発表されるので、

これはあくまで予想ですが、ポジティブに出そうですよね。

だから買収したのかもしれません。。。。あくまで予想ですよ。

膵臓癌に対するFOLFOXにPegilodecakinを上乗せした試験です。

ただ、今の所プレナリーではなく、ポスター発表っぽいので、、、どうなんですかね。

そこは本当にわからないです。

今年のASCOの発表楽しみにしましょう。

正直膵臓癌は現状の進化した癌治療のトレンドから完全に遅れを取っています。

古くはgemcitabineで膵癌治療に革命を起こしたリリーらしいというか、

買収によって、困難に立ち向かっていく姿勢はとてもリスペクトしちゃいます。

ただ、膵臓癌は相当厳しいです。

これは!!と言われた薬剤がこれまでことごとく挑戦して失敗してます。

その辺の結果は今後注目です。

あとは、NSCLC(非小細胞肺癌)、Renal Cell Cancer(腎細胞癌)、他の固形癌です。

イーライリリーのパイプラインがまた強化されてリリーはすげーと思っている

リリーがARMOを買収するのでは?という話は以前からあったと、

ツイッターで何人かの投資家が書いています。

ARMOの投資家からすると、逆にリリーに買収してほしいと思っている節を感じます。

リリーオンコロジーが現在メインで取り扱っている癌種は、

・胃がん
・大腸癌
・肺癌
そして、今後CDK4-6で乳癌、肝細胞癌あたりになると思います。

リリーオンコロジーのパイプライン




リリーオンコロジーのパイプラインをみても、

ARMOの開発状況とビジネスデベロップメントの視点からもこの買収は、

お互いのニーズが合致しますし、

現場の社員に余計な負担をかけないでスムーズにビジネスを進められると考えられます。

詳しい情報が知りたい方はこちらをご参照ください。

リリージャパン開発リスト

USリリー開発リスト

ARMOパイプライン

リリーオンコロジーもそれなりに厳しい

ただ、これだけリリーオンコロジーのパイプラインは豊富ですが、

パイプラインはどこの会社もそれなりに豊富に持っています。

それが本物になるかどうかは全然わからないです。

リリーに限らずですが、

オンコロジー製剤も昨今は開発の選択と集中が加速しすぎて、

同じような薬で同じような癌種に集まりつつあるのも事実です。

ARBや糖尿病のような状況にはならないと思いますが、

リリーオンコのパイプラインとARMOのパイプラインを眺めていても、

2018年に上市されるであろうアベマシクリブの今後を考えても、

リリーオンコといえど、それなりに群雄割拠の中に

飛び込んでいかざる得ない状況なのかなとは感じています。。

なぜリリーオンコロジーのBDは優秀なのか?

日本イーライリリーの2ch情報は本当?実際に社員に聞いてきたよ!

このインタビュー記事を書いてからというもの、リリーは結構好きです。

ただ、僕は日本も好きなので、どうしても武田と比べてしまいますが、

武田と比べるとリリーの買収はやっぱり「創薬」視点が強いんですよね。

創薬の視点があるから、リリーのビジネスはこんなに優秀なのかということです。

これがARMOのPlllが出てから買収かけたら、めちゃくちゃ高い買い物になってしまいます。

あと、他の製剤への影響も考えると買収のタイミングも、

方向性も全てがパーフェクトです。

武田と比べると。

これは本当に。

最後に

僕は製薬会社の良い所、魅力的な部分を今後も記事にします。

リリーは悪評高い部分もありましたが、

やっぱり製薬業界のリーディングカンパニーの一つだと思います。

イムクローンの買収にしても、今回のARMOの買収にしても、

なぜリリーが今これをしてるのか?ということを、

外部の人間ながら考えるとやっぱ学ぶことが多いです。

リリーのleadersは間違いなく優秀だと思います。

中にいる人たちは是非その辺学んでみた方が良いと思います(ちょっと生意気)

そして是非その学んだこと僕に教えてください!

では!




コメント

  1. 独身MR より:

    リリーは純粋に凄い!
    あそこの内部の人間は、半端なく優秀ですよね。

    製品の立ち上げ、育成、適応追加の戦略、どれを取っても素晴らしいの一言だと思います。

    製品自体も単純に製品力のある製剤が多いですし、何よりマーケの戦略が良いのだろうと感じますし、それが現場のMRにも徹底されてると思います。

    今回の買収も、将来的に何倍ものリターンが期待できるようなものだし、武田とは目的も見据えてるとこも全く違いますね。

    リリーは1MRとして生き残るのはハードなのかもしれないけど、企業としての将来性はピカイチだと感じます。

    • 大ちゃん 大ちゃん より:

      本当にすごいですよね。
      リリーは一貫してアンメットニーズに対する解決をしっかり考えているし、
      創薬しただけでなく、そこから育薬する方法もしっかりしてる。

      1MRとして働いてると愚痴も多いのかもしれないけど、
      学べることは多い会社ですよね!

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