バイエル薬品の女性社員がパワハラ提訴した件について思った事

バイエル薬品

どうもこんにちは、だいさくです。

ニュースで見ましたが、

バイエル薬品の女性社員がパワハラで上司を提訴したというニュースが報道されてましたね。

ネットニュースが中心でしたが、皆さんはご覧になられましたか?

パワハラ受けて休職と提訴、慰謝料など求める

 

内容の要約


バイエル薬品に勤務する女性が執拗にいじめられるなどのパワハラを受けて休職を余儀なくされたとして、慰謝料などを求める訴えを起こしました。

訴えを起こしたのは、バイエル薬品に勤務する30代の女性。その女性は幹部候補として入社した後、ドイツなどの勤務を経て東京本社の勤務。しかし、その頃から上司から会議で泣き出すまで責め続けられたり、無視されたりするパワハラを受けた上、外国人の夫をめぐって差別的な発言をされるなどの嫌がらせを受けて、体調を崩し、休職を余儀なくされたという事です。

女性は会社のコンプライアンス部門などにも相談したが、解決する姿勢を見せなかったという事で、会社を相手取り慰謝料などおよそ2200万円の支払いを求めている。

「自分がここで事件をなかったことにして、お金だけをもらって退職をするようなことがあれば、問題を握り潰すような人たちと自分が同類になってしまうのかと思う」(女性社員)

女性は「自分は泣き寝入りできない」と訴えました。

バイエル薬品はまだ訴状を受け取っておらず、今後、適切に対応するとコメントしています。

バイエル薬品の女性社員がパワハラ提訴した件について思った事




女性の方はいわゆるキャリア採用の方で、

バイエルの本社があるドイツ勤務を終えて、

日本支社に配属されたと、

おそらく日本支社のトップになるような候補生だったんだと思います。

正直マジ?って感じです。

このご時世にバイエルまじ?って感じです。

バイエルにパワハラのイメージは無かった

僕がマジ?って思ったのは、

僕が個人的に思うバイエルのイメージってかなり緩いというかぬるいというか、

パワハラのイメージが全く無い、

とにかく人に優しいイメージだったんですよね。

こういうパワハラとは無縁の会社だと思ってました。

なので、このニュースを最初に読んだときは、

本当かな?と思ったくらいです。

冒頭のリンクの中では動画も入っていて、

女性の方がモザイクではありますが生の声も入ってます。

すごいしっかりとした口調で喋っているので、

まぁ本当にあったことなのは間違いなさそうです。

※ちなみにバイエル=ぬるいのイメージは昔のイメージだよ!というコメントを頂戴してますので、気になる方はコメント欄をご覧ください。

パワハラによる泣かす・無視する、は普通にあった

昨今は本当にパワハラ、セクハラに非常に厳しいですし、

いつでもスピークアウトできる環境が製薬会社でも設けられています。

しかし、僕が製薬業界に入った頃は、

上司が女性社員を泣かしたりすることは普通にありました。

無視するのは男性女性問わず普通にありました。

個人的な僕の印象ですが、女性はすぐ泣きます。

だから周りの人もあんまり気にしてなかったですし、

女性社員はかなりお嬢様的な感じで育ってきた人も多いのか、

すぐ泣く人が僕の周りにたまたま多かったのか泣く女性は多い印象ではあります。

パワハラによる泣かす・無視する、は今もある




営業の中では上司が部下を泣かしたり、無視したりする理由は、

数字が悪いからです。

それが一番の理由です。

なので、多分ですが上司にきつく言われて泣いたりする女性は、

今もいると思います。

完全な無視は流石にないと思いますが、

それに近い行為は今も全然あると思います。

 

内資でうざいのは出世したいアラサー男子の先輩


外資系でもあるかもしれませんが、

僕が個人的に内資系にいた時に思っていたのは、

内資の上司はまだ大人しい人が多いイメージなんですが、

内資の時は出世したいと思ってる30代くらいの男のパワハラは結構ありました。

刃向かってこない女性や若い人材に対して、

少しきつめな口調で言うことで、

上司に対して、指導してる、僕はマネージャとしての資質があるアピール、

toでその若い女性にメールを入れて、bccで上司みたいな、

そんなゲスなクソな行為は何回も見たことがありました。

外資系は直接会議とかで行われることもあるけど、

内資系の場合は陰湿だった感じがします。

 

バイエル薬品ほどひどいのは見たことがない

ただ、僕は10年間製薬業界にいる中で、

パワハラは何回も見たことがあります。

ただ、正直この10年間の間に今回のバイエルのような、

ここまでひどいパワハラを見たことはありません。

外国人の夫をめぐって差別的な発言、

しかも、コンプライアンスに相談しても解決してくれない、

これはかなりヤバイです。

控えめに言って、カス人間のクソ人間だと思います。

この女性に対して心配なことが一つ

このニュースや動画を見ている感じだと、

非常に真っ直ぐな女性である印象を受けたので、

この女性に対して一つ心配なこととして、

証拠をちゃんと取ってるか?ってことです。

無視されたことや、夫への差別的な発言などの証拠をちゃんと取ってないと、

パワハラ、セクハラ訴訟は勝てません。

バイエル側が、まだ訴状を受け取ってないと書いてあるので、

なんかちょっとその辺が心配なところではあります。

パワハラを受けたらどうすれば良いか?

もう本当に辛い、ヤバイくらいのパワハラを受けたら、

しっかり証拠を取っておいた方が良いですよ。

そうしないとまず勝てません。

でも、訴えるつもりがないのであれば取らない方が良いと思います。

正直かなり嫌われるので。

営業の場合は数字出すと言うのが一つの義務ではあるので、

義務を果たさないくせに、権利ばかり主張する人がたまにいますが、

それもやめた方が良いと思います。

でも、本当に辛かったらしっかり会社のコンプライアンスや、

上司の上司や、他部署の上司や信頼できる先輩にしっかり相談しましょう。

こう言うニュースは本当に嫌ですね。




 

コメント

  1. プライマリーMR より:

    だいさくさん

    いつも楽しいブログを拝読させて頂いております。

    バイエルのぬるいという社風について、1点だけ
    たしかに、昔はそのように言われておりましたし、実際にのんびりやっていたと思います。
    しかし、それは社風なのではなく高い製品力があったからだと思います。
    今のバイエルに製品力がないというわけではありませんが、昔に比べると圧倒的に弱いです。
    アダラートから始まり、その市場でトップをはれる薬剤がたくさんありました。
    しかし、今では主力製品の2/3がパテント切れ目前、イグザレルトもシェアトップを維持できなくなってきました。
    ここで初めて社員の本質が問われます。

    簡単にいうと打たれ弱いんですよ。
    特に今の管理職らへんはアダラートでのし上がった人が多く残っているのも事実です。
    そんな人達の中にはまだまだコンプライアンス意識が欠如しているなと感じる方が多くいらっしゃいます。

    また、そんな中でのカルテ閲覧問題がおき、社内で声をあげることへのハードルが下がりました。
    今回の件についても、今までは表に出にくかったことが、出せるようになったからでたことだと思います。

    ですので、バイエル=ぬるいというのは少し昔のことすぎるかなと思い、コメントさせて頂きました。

    • 大作 大作 より:

      コメントありがとうございます。
      製品力があるから緩いイメージがあったんですね!僕はすっかり逆だと思ってました。
      確かに製品として高い評価がある製剤もある中で、あると良いけどなくても最悪大丈夫みたいな感じなのかなと思ってました。
      というか完全にオンコロジーのイメージですけど。
      だからそんなにガツガツしてもバカ売れするわけじゃないから、緩いのかな〜なんて思ってました。

      年配者のコンプラ意識が低いのは本当にその通りっすね。中にはめちゃくちゃ高すぎて何もやれないよ!と感じる人もいるし、
      そんなんで達成できんぞって思ったりもしたりします。

      バイエルは緩くないんですね〜
      勉強になりました!ありがとうございます!

  2. あかさ より:

    バイエルオンコロジーはパワハラ横行していましたよ、ついこの前まで。某営業所では2~3年の間に10人近く辞めてましたし。上層部が握り潰す体質なので、下っ端は我慢せざるを得ない感じなんでしょうね。面と向かって文句言うと報復人事が待っています。そんな部署ですね。

    給与も初期メンバーだけ異常に高く、後になればなるほど驚くくらい低いです。

    次世代リーダーから辞めていって、ごますり君だけが出世するのがバイエルオンコロジー。

    • 大作 大作 より:

      こわ〜い!!
      なんか、バイエルは緩い幸せなイメージを抱いていたのは僕だけでしょうか。。
      ごますりは、僕が以前いた内資の会社もそんな感じで、とても嫌だったので、
      バイエルさんの心中お察しします。。。

      コメントありがとうございます!

  3. 若年管理職 より:

    若手とされる世代の管理職です。入社してそれなりに過ぎました。しかしぬるいとされるのは2000年代の頃までのようですね。

    パワハラに関していえば全ての把握はしていませんが未だにパワハラは少なくありません。私自身、複数の加害者を見てきました。
    そして、他の方も書いているように私が見た加害者の全員が年配管理職でした。

    同じ管理職の目から見ても明らかに感情的になるなど逸脱していました。私だけではなく、別部署の管理職達もあの人のやり方はパワハラだと口を揃えてパワハラ認定するなど同じ反応でした。

    本人に指摘した事もありましたが、自覚がないのです。指導の一環、パフォーマンスが悪いから(それは事実です)と言って取り合いませんでしたね。

    また、加害側がそれを理由に降格になる事も見たことがありません。一度ではなく、複数回に渡り問題となっても異動などで対処されるケースを何度か見てきました。
    個人的にはやはり複数回そのような事を起こす人は管理職として不適格だと感じています。

    ただ、役職のない一般社員は組合に相談する事も可能ですが、管理職同士は組合には頼らず、立場上なかなかできない事から、耐えている人は少なくありません。
    管理職とその上の管理職によるパワハラの比率はそれなりにあると思いますよ。

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